スタッフコラム 

超制震 基礎断熱の家は呼吸する住まいです。 

2010/09/30

みなさんこんにちは、八木の小原です。

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みなさんお変わりなくお元気にお過ごしですか。なんかここにきて朝夕、めっきり肌寒くなりましたね。
これから日増しにどんどん寒くなって来ますので風邪など引かないよう充分な配慮を心がけて下さい。


今日は、現在新築中の「超制震 基礎断熱の家」の進歩状況をお届けしたいと思います。


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この家は表題に記載したように、大型地震や台風から受ける激しい衝撃を家全体で柔らかく受け止める安全性の高い制震仕様で建てています。それにこの家は人と同じように家丸ごとが呼吸してますので、人にも、環境にもやさしい最上の住まいになります。

それでは、この家の主な特徴についてご説明します。
家の特徴が何点かありますので、主な項目を列記してご説明します。


「超制震・基礎断熱工法の家」の主な建築仕様

1)家の構造【家の骨組み】は木造軸組工法のスチールコネクター工法を採用。
2)家の構造は大地震に備えた制震構造で建築。
3)家の断熱材は自然素材から生まれたセルロースファイバーを採用。
4)地熱を利用するため基礎断熱工法を採用。
5)有害物質やシックハウスを考慮して壁・天井の内装材に100%天然素材の
  ホタテパウダーを採用。

以上の5点がこの家のキーワードになります。家を建てる人なら誰だって安全で安心して気持ちよく暮らせる家を望んでおります。これから家を建てようとお考えの方には、しっかり家づくりの勉強をなさって快適な住まいをお建てになって欲しいです。

1)建築工法は、スチールコネクターを使った木造軸組工法を選択しました。

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普通の木造軸組工法の柱や梁は「継ぎ手」や「仕口」の加工がされて、その断面は大きく削り取られてしまいます。木造軸組工法の最大の弱点は柱と梁の接合部にあると言われています。
予測も出来ない大型地震に遭遇した時、真っ先に損害を受けるのがこの接合部です。


スチールコネクター工法は、軸組みをなす「継ぎ手」「仕口」をスチールコネクターに置換えて柱と梁をガッチリと緊結します。普通の軸組工法の弱点であった接合部の強度を飛躍的に進化させ、信頼性の高い耐震強度を実現している。



次の3枚の画像はコネクターによって基礎と土台が緊結された様子です。

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・左の画像、 大工さんが基礎に土台を取付けている様子です。

・中央の画像、土台もコネクターによって連結されます。

・右の画像、 基礎に直結されたホールダウン金物が土台を貫通して
         取付けられている様子です。
         柱はこのホールダウン金物に挿入されて基礎に直結されます。




次の2枚の画像は構造梁にコネクターが取り付けられています。
これからクレーンで吊り上げて組まれて行きます。

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こちらの画像はスチールコネクター工法によって構造(骨格)が組み上がった様子です。
このようにスチールコネクター工法の骨格はすごく綺麗な構造体になります。
【コネクターは構造材の内部に挿入されて見えなくなります。】

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スチールコネクター工法についての詳しい資料・パンフレットをご希望の方には郵送でお送りします。
メールかお電話でご請求下さい。八木/小原





2)家の構造はもしもの大地震に備えて、家丸ごと地震ダンパーを装備した「超制震住宅」仕様で建築しております。


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超制震住宅は、家の土台から柱や梁の骨格すべてに制震テープを貼りつけますので、
家全体が地震ダンパーになります。大型地震や台風から受ける激しい衝撃を
ダンパーが吸収してくれますので建物の損傷は最小限に食い止める事が出来ます。




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超制震住宅に使われる制震テープを柱や梁に貼りつけている様子。テープは両面テープで、
このテープの上から構造面材や石膏ボードを打ち付ければ、粘り強い強靭な構造に生まれ変わり
安全性の高い建物になります。




制震装置にも色々なグレードがあります。「超制震住宅」は構造体の柱や梁の外面に打ちつける構造面材との間に制震テープを介在(制震テープを貼る)させるだけで、建物全体の体質改善が図られ、「超制震住宅」となります。その結果、地震のエネルギーが

吸収され、(制震効果が発揮される)建物の応答変位が1/2に低減します。
もちろん、追加工事などで、高価な耐震補強金物や耐震金物等を使用する必要もありません。


ここ近年、日本列島で発生している地震の大きさは、どれも建築基準法に定めた耐震基準をはるかに超えた大型地震が起きています。耐震構造の剛構造は大型地震に対して徹底して建物の強度で抵抗しますが、数十年という長いスパンで繰り返される大型地震を想定すると、本当に剛構造の耐震住宅は、この激しい衝撃に何回耐えられるか、とても不安になります。

2010年、私たちの家づくりは、「日本の家から地震の不安をなくしたい」そんな強い願いで、剛耐震住宅の安全性をさらに進化させた「超制震住宅」へシフトいたしました。


最上の安全と安心そして最上の住み心地を誇る「超制震セルロースファイバー断熱の家」に
是非、ご期待下さい。八木/小原

超制震住宅の詳しい内容はここをクリックで。




3)家の断熱材は自然素材でしかも100%リサイクル製品の「セルロースファイバー断熱材」を採用してます。


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セルロースファイバーは実に多彩な性能【性質・性格】を持った断熱材の一種です。しかもセルロースファイバーは他の断熱材と色んな点で比較してみて、その性能の優秀性は際立っています。
たかが断熱材だろうと、誰しもそう思いますが、100%自然素材であるセルロースファイバーはすごい性能を持ち合わせた究極の断熱材なのです。



セルロースファイバー断熱材の性能とは・・・


多彩な性能を持ったセルロースファイバーを床下や壁、屋根に専用の機械を使って隙間なく吹き込みますので完全な断熱施工が出来ます。夏は外部からの熱の浸入を阻止し、冬は建物内の熱損失を抑えてくれます。

セルロースファイバーの熱伝導率は:0,034 w/mkで、数値が低いほど断熱性能が良い。




外周壁に吹き込み用のシートが貼られた様子です。セルロースファイバーはこのシート中に機械で吹き込まれます。(このシートは空気、水などは透過出来ませんが、水蒸気くんは自由に透湿することが出来ます。)
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セルロースファイバーは機械で圧送されて、床下、壁、屋根、などに吹き込まれます。
右の画像が、セルロースファイバーの吹き込みをしている様子です。
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シーズンブレスの家は屋根断熱が標準なので、このように屋根なりに吹き込みシートを
貼ります。
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このような勾配天井で屋根まで吹き抜けた空間が多い建物はセルロースファイバーの独断場になります。屋根の骨格(タルキと呼ぶ)にシート貼りをしてセルロースファイバーを吹き込みします。屋根の断熱はセルロースファイバーの厚みを出来れば180ミリ以上吹き込みしたらもう何も申し分ないです。最上の快適空間になります。