施工進捗日記 

KES工法の家が上棟しました。 

08/10/07

みなさん、こんにちは八木の小原です。
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今回はKES工法で建てるセルロースファイバー断熱の家の模様を 基礎工事から
完成までの進歩状況をお届けしています。関心のある方はご覧になって下さい。


これまでの進歩状況はサイトメニューにあります 「施工進歩日記」 をご覧下さい。

ご覧になった方で何か疑問になった事や知りたい事などがありましたらお気軽にご質問ください。
お問い合わせはサイトメニューのフォームからメールでお願いします。お問い合わせを頂いた方に
は遅くても2~3日くらいで返信メールをいたします。


またはKESの構造をご自分の目で見たいとご希望の方はお気軽にご連絡下さい。
いつでもご案内します。

知識は家族を守る最大の防衛策です。貪欲に学んで後悔のない家を建てましょう。


08/10/07

KES工法で建てるセルロースファイバー断熱の家が上棟しました。
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家の骨格になる構造が組みあがった様子です。
この画像を見ただけではKES工法が普通の軸組工法と何が違うのか理解すのは難しいと思います。これから家を建てようと考えておられる方で家の構造がどうなっているのかさっぱり分からないと言う人はすごく多いですね。このサイトをご覧になった方で分からないことがあるので困っている。知りたいことがあるのでお聞きしたい。などがありましたらメールでご連絡下さい。




%EF%BC%B3%E3%80%80%E6%A3%9F%E4%B8%8A%E3%81%92-2%20003.jpg画像は基礎に土台が据え付けられた様子です。
家の構造体を組み上げるにはコンクリートの基礎に土台敷き(基礎の上に土台を乗せる)からスタートします。画像を見ると柱も土台もコンクリートの基礎の上に乗っているのは分かります。しかし柱だけがなぜ基礎に直接乗って何か変だなとお気付きの人はかなり構造のお勉強をなさった方だと思います。

これらは次で説明します。


ここで、KES工法と普通の工法との違いをお話します。

土台がこのようにコンクリートの基礎の上に敷かれるまではKES工法も普通の工法も同じで、土台は
基礎に埋め込まれたアンカーボルトによって緊結されます。

 次に柱はどうでしょうか。

普通の工法の柱はこの土台の上に差し込まれて建てられます。柱は地震などの衝撃から抜けないように補強金物が取り付けられると思います。(お近くで建築現場などがありましたら見学して下さい。)


KES工法の柱はどうなっているのか。

もう一度画像を見て下さい。

柱が基礎の上に直接乗っているのが分かると思います。このようにKES工法は土台の上に柱を乗せないで直接基礎と緊結するのが普通の工法との大きな違いです。

では、なぜ柱を基礎に直接緊結するのかを説明します。

大型地震が発生した時のことを想定しますと地震の衝撃は基礎から土台、柱と建物全体でこの衝撃を受け止めることになりますが、もし、この時土台を留めているアンカーボルトが折れたり、ちぎれたら土台が基礎から外れ柱も外れ大事ですね。


KES工法は土台を家の構造としては考えておりません。土台は造作の一部としての考えで部屋の間仕切りをする時や床を貼る時のレベルを基準にしたり、床下の断熱工事をする等で使います。




ここで一般的な軸組工法の画像がありますのでKES工法と見比べて下さい。

DSCN0533.JPG柱が土台に差し込まれて建っている様子です。一般的な軸組工法はこのように柱は土台に乗って構造が組み上げられます。土台は基礎からのアンカーボルトによって留められています。画像の柱にボルトのようなものが取り付いていますが、このボルトはホールダウンと呼ばれる金具で基礎に埋め込まれてこのように土台を貫通して柱に取り付けられます。地震などの大きな衝撃を受けた時に柱が引き抜けないようにボルトで基礎と柱を連結します。【ホールダウンの引き抜き強度:2,5トン】 筋交いもプレート金具で取り付けられているのが確認出来ます。




KES工法はスチールコネクターを使って柱と基礎を直接緊結しますので大型地震に遭遇しても安全な耐震強度を持っています。【コネクターの強度性能等をお知りなりたい方はサイトメニューにあります
「KES工法ってどんな家なの?」をご覧になって下さい。それでも分からない方は直接ご連絡下さい】


次の2つの画像は家の骨格を造る柱と梁の接合部です。画像クリックで拡大します。


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左の画像は柱に対して2方向の梁がスチールコネクターによって緊結されています。

右の画像は柱に対して3方向の梁がスチールコネクターによって緊結されています。

今日ではさまざまな建築工法が紹介されていますが木造建築でありながらRC構造や重量鉄骨構造並みの大空間の構造を可能にした唯一の建築工法であるKES工法は広く建築業界で認知され現在ある建築工法では最高峰の信頼性を誇っております。


ここで一般的な軸組工法の画像がありますのでKES工法と見比べて下さい。

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2つの画像は一般的な軸組工法で梁と梁が組まれた様子です。互いに組まれた梁が地震等の大きな衝撃を受けて外れないようにボルトで補強されています。【この羽子板ボルトの引き抜き強度:1,35トン】【KES工法の引き抜き強度:10トン】