スタッフコラム
自由設計の家って何が自由なの?
こんにちは、八木の石島です。
今回は間取りの設計についてコメントします。
メールのお問合わせで間取りの設計で困っている方の相談が数件ありましたので
設計をする立場から現況をお伝えしたいと思います。画像がありませんので、読む
のに面白くないと思います。興味のある方はお読み下さい。
・自由設計の家、
・完全自由設計の家、
・本格自由設計の家、
・フリーオーダーの家、
・わがまま設計の家、
自由設計! とても響きのいい言葉ですよね。
完全自由設計ですからあなたのご希望の間取りが自由に出来ます。
住宅展示場にモデルハウスを出展している住宅会社や注文住宅を手がけている工務店は
お客様のご希望をお聞きして間取りの設計をします。
今日、建築されている住宅の建築工法には木造軸組工法、2x4工法、軽量鉄骨工法、
コンクリート工法、木質系プレハブ工法、北米、北欧住宅などが挙げられます。
これらの工法は一様にご希望をお聞きして設計しますので自由設計なのでしょうけれど、どんな間取りでも自由に出来るとは限りません。建築基準法にはさまざまな法規制があるのと上記のどの建築工法でも完全自由設計の家を建てるには限界があることを知っておいて下さい。大きな地震が起きる度に法規制がどんどん厳しくなっています。間取りの設計にもこの法規制が大きく影響しています。家を建てる人のライフスタイルも十人十色で家に対する要求内容が年々レベルアップしています。法規制はその逆を行っていますので、そのギャップはますます広がる一方です。敷地がそんなに広くない建築地が大半を占めているのにそこに建てられる家の間取りが細かく区切られては快適な住空間設計はムリな相談になってしまいます。
先日メールで建築の相談を頂いた方の内容はある2x4工法の住宅会社で設計を頼んで
3回プランが出されたが希望の設計が出来なくて困っているという内容でした。
その設計プランを見させて頂きましてその方の希望をお聞きしましたら、驚くほどの
ダメな設計ではありませんでしたが、その方が要望しているプランにはどうしても
応えられない法規制と構造上の問題が直面していてそれが大きなネックになっていました。
そのことを説明して分かっていただきましたが、その住宅会社の設計士さんも相当頭を
悩まして色々考えて作られたプランだったと思います。しかしその方の要望は構造的にも
法規制でも無理な要望なので満足する設計は難しいですとはっきりと伝えなければ
時間ばかりが過ぎて結局はすべて無駄に終わりお客様には不満を与えてしまい後味の
悪い残念な結果になってしまいます。
ほんの数年前(4~5年)までは家を新築、建替えを考えていた人のほとんどは
住宅展示場に出向いて色々なモデルハウスを見学され、自分に合った住宅会社で
建築をされたと思います。家づくりも今日ではこのパターンがインターネットに
よって大きく変わろうとしています。まさに家づくりはインターネットの時代に
なりました。欲しい情報はいくらでも瞬時に手に入ります。家づくりを考えている
大半の人は住宅会社へ相談に行く前に沢山の情報をインターネットで調べています。
厳しい法規制を受けて、現在の建築工法で満足する自由設計が本当に出来るのか
大変難しい問題に直面しています。建築はとても奥が深く難しいです。お客様の
求める本当の自由設計に対応するには構造と工法を根本から見直さないとこれら
の問題は解決できないという結論に達しました。
住宅建築に携わるプロとしてお客様が求めている住宅の要望にはどんなことでも
応えられる対応能力を高めていかなければお客様から相手にされなくなります。
家づくりの相談をこの人にして本当に良かったなと言われるよう日々研鑽して
行きたいです。








